■ ペットのお通夜などの準備と葬式葬儀や一般用(人・故人)のお通夜などの準備と葬式葬儀流れとマナーや手順を解説します。
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悲しい出来事は、突然おこります。ご遺族、お身内がやらなくてはならないことが沢山あります。 お通夜、葬儀、お葬式、法事、法要まで、全体の流れを把握していただくとで、落ち着いて手配ができるのではないかと思います。ここではお通夜などの準備の手順などの概略をご説明いたします。
生前からお身内の方が葬儀業者や役場などと事前に相談されるのが最善だと思います。
■ ペットのご遺体の安置場所を確保し、布団などを用意します。
自宅の場合、ご遺体を安置する場所を片付け、布団などを用意しておいてください。
ペット仏壇があるお宅の場合は仏壇の前に、無い場合は座敷に布団などを用意します。
ご遺体の向きは 北枕または西枕と言われていますが、
住宅事情により難しい場合にはペットに失礼が無いようにしつらえてください。
■ ペットご遺体の搬送、受け入れを行ないます。
枕飾りなどは、ペット葬儀社、ペット火葬社、ペット霊園、動物霊園などが行ってくれます。
神棚があるお宅では、神棚の戸を閉め、半紙などを貼ります。
古来より<神棚封じ>と言って、死の穢れが神棚に入り込まないようにします。
■ ペットのことでご相談していたお寺に連絡をします。
お寺に電話をする。
ペットの名前、死亡時間、享年、生年月日などを伝え、まずは枕経を依頼します。
・生前戒名(生前法名、生前法号)が、ある場合その名前も告げます。
・枕経の依頼をして、時間を決めます。
・枕経に来て頂いた際に、お通夜、葬儀、初七日の法要、法事の打合せをします。
急ぎの場合は、宗派を告げ、葬儀社にお寺を紹介してもらう場合もあります。
葬儀社に頼むと、葬儀日程などもお寺と段取り打ち合わせをしてくれます。
・この時も生前戒名(生前法名、生前法号)が、ある場合その名前も告げます。
枕経に備え、数珠など用意します。
■ 枕経について。
僧侶により枕経をあげて頂き、ご遺族は地味な平服で構わないです。数珠を用意します。
枕経とは、ペットが安らかにあの世へと旅立つことができるように枕元で読経をすることです。
真言宗、浄土宗など、仏教の各宗派で行なわれます、宗派によっては行なわない宗派もあります。
浄土宗には<発願文>という枕経のための言葉があります。
浄土宗の発願文
浄土宗の発願文とは臨終に際して、心身共に安らかに仏さまの国に生まれさせていただき、そして六神通を得て再びこの娑婆世界に還って、苦の衆生を救いたい、という願文です。
さて、お通夜、葬儀、葬式、初七日の法要の打合せをします。
葬儀、葬式、初七日の法要などの日程と、その後の会食にも出ていただけるかどうかの確認をお寺さんにします。
火葬場に行っていただけるかどうかの確認もします。
戒名、法名、法号について、打合せをします。
戒名、法名、法号について特に希望があれば伝えます。 お布施とは別に戒名料、法名料、法号料がいりますが、
お寺にお渡しする際に戒名料、法名料、法号料も含めて<お布施>としてお渡しすることもあります。
・生前戒名(生前法名、生前法号)が、ある場合その名前も告げます。
お通夜および葬儀、葬式日程について
暦が「友引」の日は葬儀、葬式を行なわない場合があります。
葬儀、葬式日程などは寺、斎場、火葬場などの空きを確認し、調整する必要があるので
葬儀社に依頼することが多いです。
■ ペット納棺について
ご遺体を浄め死装束(法衣)をつける場合もあります。お棺に一緒に入れたいものがあれば棺におさめます。
お棺に一緒に入れたい場合でも、プラスチック、金属類などは納められません。
依頼した、葬儀社が行うことが多いです。
■ ペットのお身内、友人、知人、など連絡先をピックアップ。
ペットの親しいおつき合いを考え、どの範囲まで連絡をするのかを決めます。
生前にお身内で親しいおつき合いの方だけの連絡先を決めるのも一つの方法です。
■ お身内や、ご近所などに、お通夜と葬儀日程の連絡をします。
お身内、友人、知人、ご近所などに、お通夜と葬儀、葬式の場所と日程が決定してから連絡します。
弔辞をお願いしたい方には依頼をします。
葬儀の役割分担を決めます。
・受付係、接待係、交通係などです。
・受付係は、会葬者の受付で香典帖への記載、引き出物管理を行います。
・会計係は、受付係からもらった香典の収支管理を行います。
・食事・接待係は、お清めの場所の確保、お菓子、料理、清酒などの管理と会葬者への接待を行います。
・交通係は、駐車場の確保と案内、駅などから会場への誘導・案内を行います。
実際には会場の場所や規模、弔問客の数などによって適切な役割分担は変わります。円滑な儀式進行のために必要な役割を整理し、たとえば、司会進行・文書管理・僧侶接待・物品調達・預かり物管理・駐車場係などを必要に応じてお願いしておきましょう。
■ 喪服の用意をします。
お通夜、お葬式、葬儀の服装のページで説明します。
■ 供花、供物、宿泊先の手配をします。
御供えする供物、供花の手配をします。葬儀社に依頼しても構わないです。
遠方から来られる、お身内、親族やペットの友人などがいれば、宿泊先も確保します。
■ 精進おとしの内容を決めます。
精進おとしの内容を決め、料理をふるまう人数を決めます。
料理を手配し、僧侶も引出物、料理の人数に入れるか僧侶または葬儀社に相談します。
■ 火葬場までの車の手配を葬儀社に依頼します。
お通夜などの僧侶へのお布施なども用意しておきます。
■ 一般用(人・故人)通常の場合、市町村役場に<死亡診断書>を持参し、役場で<死亡届>の用紙を受取ります。
ペットの場合、犬などは、死亡届を役所で手続きします。犬の死亡届に関しては獣医師の診断書等は必要有りません。 詳細は自治体のサイトなどで確認してください。
一般用(人・故人)通常の場合、死亡診断書と死亡届が同じ一枚の用紙に記載できる形式になっているものもあります。
<死亡届>の 内容を記載する。死亡届は死亡後7日以内に市町村役場に提出します。
死亡届とは、亡くなった人の死亡地または本籍地または届け出人の所在地の市区町村役場に
届け出る書類および手続きのことです。
7日以内に届け出る。書類は、死亡診断書・死体検案書と一体となっており、用紙は市町村役場で入手できます。
市町村役場の受付は24時間で年中無休です。
死亡届が受理されると市町村役場から<火葬許可証>が交付されます。
埋葬許可証(お墓用)が同時交付されることもあります。
受理されないと火葬ができないため、葬儀、告別式、火葬の日程を考えると、
死亡届はできれば翌日くらいには提出が望ましいです。
詳しくは、市町村役場にお尋ねください。
■ ペットや、一般用(人・故人)お通夜の確認事項と流れと手順は次のページで説明します。