悲しい出来事は、突然おこります。ご遺族、お身内がやらなくてはならないことが沢山あります。 お通夜、葬儀、お葬式、法事、法要まで、全体の流れを把握していただくとで、落ち着いて手配ができるのではないかと思います。ここでは ペットや一般用(人・故人)還骨法要、還骨勤行、法事の流れや手順についての概略をご説明いたします。
生前からお身内の方が葬儀業者や役場などと事前に相談されるのが最善だと思います。
■ ペットや一般用(人・故人)お骨帰り(遺骨迎え)、還骨法要、還骨勤行、法事の流れや手順。
火葬後、遺骨・位牌などを家にお迎えし法要を行います。
火葬場へはごく近い親戚や友人のみが行きますので、残ったものは帰ることもありますし、自宅などで葬儀をしている場合には、この後の初七日や精進落としのための準備をします。
■ ペットや一般用(人・故人)火葬場から自宅または斎場に戻り、還骨法要、初七日、などの流れや手順。
ここでは、各宗派によってお葬式・葬儀の詳細は異なりまが、仏教における一般的なお葬式・葬儀、初七日法要の流れをご説明いたします。
火葬場から自宅または斎場に戻り、還骨法要、、初七日までの流れや手順です。
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・火葬場から戻る お骨あげが終了したら帰路に就きますが、帰路は往路と違った道を利用します。 火葬場から自宅または斎場に戻った遺族は入口で清め塩と清め水で、手を洗ってから塩を撒いて身を浄めます。
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・お骨帰り(遺骨迎え) 火葬場から遺骨は喪主が、位牌・遺影・茶湯は遺族が持って帰ります。 火葬場から帰った時は、玄関先で清め塩と清め水を使って身を浄めるのがしきたりです。 お浄めは自宅で待機している世話役やお手伝いの方が担当します。 指先に清め水をかけてもらい、清め塩をひとつまみ胸のあたりと背中にかけてもらいます。 清め塩は、喪服の生地を痛めやすいため、最近では玄関先に清め塩を敷き、踏んで清めるという方法もあります。
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・祭壇の準備 遺骨は火葬場から直接墓地へ運ばれることもありますが、 多くの場合いったん自宅へ戻り、四十九日の忌明けまで祭壇に、ご遺骨を祀ります。 遺族が火葬場に行っている間に、留守番の方が後飾りの祭壇を設けます。 後飾りの祭壇は2段か3段で小机や箱などに白い布をかけて作ります。(葬儀社が用意もします。)
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・還骨法要・還骨勤行 後飾りの祭壇に、ご遺骨を祀り、その後、還骨法要が営まれます。 宗派によっては、還骨勤行、安位諷経などともいいます。 火葬後、自宅や斎場に戻ってから行なう儀式を還骨法要、または還骨勤行 (かんこつほうよう・かんこつごんぎょう)と言います。 僧侶による読経ののち、 焼香をします。 最近は、この席を<初七日>の繰り上げ法要と合わせて行なう場合がほとんどです。 喪主が参列者に精進おとしの案内をします。(喪主による接待です)
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・初七日法要・法事 ※別ページに詳細説明します。 還骨法要と同時に済ませる場合が多いです。 最近では遠方から来る親戚などへの配慮から還骨法要と初七日法要を併用して営むことが多くなってきています。 初七日法要は、文字通り実際には亡くなってから七日目に行う法要なのですが、 七日後に再び親族一同が集まるのも大変ですので、葬儀の当日に初七日法要を済ませてしまうのです。 初七日法要は、死んで来世へ行くまでの間に、三途の川を渡らなくてはならないのですが、 その日が死んでからちょうど七日目と言われていることに由来があります。 初七日法要は、だいたい30分前後くらいで終了し、この中でまた焼香があります。 還骨法要と重なることが多いので事前に進め方を確認しておきます。 地域や宗派によっては初七日法要を葬儀・告別式と一緒に行ってしまうこともあります。 この場合にはご遺骨が帰ってから、すぐ精進落としが始まります。
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・僧侶や葬儀社に今後の法要、納骨の相談 この還骨法要、初七日法要の時にでも、僧侶と今後のスケジュールについて相談しておくことをお勧めいたします。 ・四十九日法要 ・納骨 相談の内容は主に上記の2つです。 また、葬儀社によっては、葬儀だけでなく法要を行うことも出来る葬儀社もありますので、 今回お世話になった葬儀社にも一度話を持ちかけておくのも一つの良い方法です。 一度一緒に葬儀、葬式をしているので、準備から進行まで全体的にスムーズに行えると思います。 もちろん葬儀社にも都合がありますので、相談、予約は早めにすることをおすすめします。 49日間というのは、意外な程あっという間に過ぎてしまいます。 四十九日法要など後で日時を決めようと思っていても、僧侶にも、親族の皆にも都合がありますので、 初七日法要・法事の時にでも決めて精進落としの席などで早めに伝えておくとよいと思います。
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■ 初七日法要、法事までの流れや手順は次のページで説明します。