悲しい出来事は、突然おこります。ご遺族、お身内がやらなくてはならないことが沢山あります。 ペットお通夜、葬儀、お葬式、法事、法要まで、全体の流れを把握していただくとで、落ち着いて手配ができるのではないかと思います。ここでは納骨・納骨式、法要・法事までの流れや手順についての概略をご説明いたします。
生前からお身内の方がペット葬儀社、ペット火葬社、ペット霊園、動物霊園業者や役場などと事前に相談されるのが最善だと思います。
▼ 下記は、一般用(人・故人)通常の納骨・納骨式、法要に準備するものです。
■ 納骨・納骨式、法要に準備するもの。
納骨には、埋葬許可証が必要です。
死亡届を出すと、市町村役場から<火葬許可証><埋葬許可証>が発行されます。
納骨法要には、埋葬許可証を持参します。
納骨のとき卒塔婆が必要な宗派もあり、事前に菩提寺などに確認をしておきます。
その他に、お線香、お花、香炉などが必要です。水桶は先方で拝借できることが多いようです。
僧侶へのお礼としては、お布施、お車代を用意します。
その他に、卒塔婆供養をしてもらう場合には、お布施と御塔婆供養料も用意します。
納骨法要の後の会食を僧侶が出席を辞退した場合には、お布施以外に御膳料も必要です。
■ 納骨法要に必要なお布施など。
御布施(お布施)または御経料は、3万円程度です。
お車代は、5千円から1万円ぐらいです。
御膳料は、5千円から2万円ぐらいです。
卒塔婆代は、お寺に確認してください。1卒塔婆につき約3,000円ぐらいです。
■ 納骨法要・法事についての流れです。
忌明け(四十九日)の法要は、僧侶による読経と焼香のあと、墓地にて納骨法要を行ないます。
納骨が済んだあとは、故人の供養のために会食をする場合が多いようです。
ここでは、各宗派によってお葬式・葬儀の詳細は異なりまが、仏教における一般的なお葬式・葬儀、初七日法要、四十九日法要、納骨法要の流れをご説明いたします。
納骨法要・法事の流れ
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法要の流れ
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内容
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準備するもの ↓ |
・お位牌(白木の位牌) ・お位牌(黒塗りの本位牌) ・写真は、葬儀で使ったものでもかまいません。 ・お花は、お寺の本堂に供えるものと、お墓用で二対を用意します。 ・石材店への謝礼 ・僧侶へのお布施など ・引き出物 ・埋葬許可証 ・認印
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僧侶による読経 ↓ |
・忌明け(四十九日)の法要は、僧侶による読経と焼香のあと、墓地に移動します。 ・お墓のまわりの雑草をとり墓石も浄め掃除をします。 ・お墓にお花やお供えものを置きます。 ・僧侶による読経が行なわれます。
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参列者による焼香 ↓ |
・故人とつながりの深い遺族から順番に焼香します。 |
お墓などに納骨 ↓ |
・納骨室の入口の石、或いは蓋の石などを開けてもらい、施主が納骨室に納めます。 |
僧侶による読経 ↓ |
・再び僧侶による読経があります。 |
参列者による焼香 ↓ |
・再び参列者全員が焼香をします。 |
会食、施主(喪主)の挨拶 ↓ |
・お斎(おとき)とは、法事や法要のあとの食事会のことを言います。 |
会食の終了 ↓ |
・引き出物などを参列者に渡します。 |
帰宅 | ・白木の位牌はお寺に納めます。黒塗りの本位牌を仏壇に安置します。 ※位牌について、宗派によっては、位牌を用いませんので注意してください。 (浄土真宗などでは用いません)。「法名軸」や「過去帳」に法名を書いて供養を行う考え方をとっています。
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忌明け(四十九日)のあとかたずけは、仏壇の周辺の片づけを行います。
・火葬儀のとき以来閉じてあった仏壇の扉を開け、掃除します。
・葬儀の時に、神棚の扉を閉め、白い紙を張って封印した「神棚封じ」、神棚にはった紙をはがします。
・遺影は仏壇にしまうか仏壇の外に飾ります。